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延命館のお知らせ・ブログ
”恵蘇八幡宮の漏刻”
更新 : 2019/1/15 13:29
1月も早半ばとなりました。
恵蘇八幡宮史跡関連最後のテーマは大楠の西側に置かれている漏刻の模型です。漏刻は中国伝来の水時計、器に水を貯え、その漏洩の水量を測定し時刻の推移を知るものです。1昼夜を48刻に分け4刻を1時(とき 辰刻)にはかります。
日本では天智天皇が天智10年(671年)4月25日に始めて漏刻を大津宮の新台に置き鐘鼓を打ち時を告げたと伝えられています。太陽暦に直すと6月10日となり、大正9年、この日を「時の記念日」に定めました。
恵蘇八幡宮の漏刻は水の流入速度が一定になるよう4個の桶を段違いに並べ、夜天池、日天池、平壺、万水壺と云い、万水壺には矢が立てられ、夜天池に水を注ぐと管を通って万水壺に流れ込み、水が溜まるにつれて矢が浮き上がり、矢に記された目盛りを読み取り時刻を知る仕組みです。
現在、恵蘇八幡宮では6月10日を記念して式典が催されています。