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延命館のお知らせ・ブログ
”汀子と廣太郎の句碑”
更新 : 2019/2/24 15:39
先月末から吉井町の句碑巡りになって、俳句に興味がない方には大変申し訳ありませんが、吉井町中心部には30基を超えるホトトギス派同人の句碑があり、高浜虚子、年尾親子とくれば虚子の孫である汀子に廣太郎(汀子の子で『ホトトギス』の主宰を継ぐ)と続きます。
その、汀子親子の立派な句碑(どちらも御影石)が吉井小学校前を流れる南新川の畔に仲良く立っています。
向かって右は汀子で「芽柳の記憶の町となりにけり」、平成7年3月のふる里創生一環事業(吉井町と吉井俳句会)により建立、左は廣太郎で「漱石忌真筆の声館に聞く」、平成29年12月11日にうきは市ふるさと創生個性あるまちづくり事業を活用し「やまたろ句会」により建立されています。面白いことに句碑を設置した時期が違うため碑面の寸法(汀子は76×96p)が若干異なり地上高は2基とも1mです。
また、吉井小学校から100m上流側の清光禅寺に高浜年尾の3ケ所目の句碑があり、「秋風や竹林一幹より動く」、昭和55年8月18日建立で、為高濱年尾先生菩提(年尾は昭和54年10月26日永眠)、ホトトギス一千号記念、ホトトギス同人原三猿子・大鶴登羅王(吉井町出身)と刻まれています。
三猿子は百年公園内に立つ年尾の句碑建立者、登羅王は若宮八幡神社に立つ虚子の句碑建立者として名が記され、祇園神社と長野水神社の2ヶ所、さらに自宅の庭にも句碑が立っています。