宿番号:313921
延命館のお知らせ・ブログ
”夏目漱石の句碑その2”
更新 : 2019/2/25 13:53
今月5日、吉井公民館の夏目漱石句碑をテーマに、それ以後は高浜虚子や年尾ほかの句碑を対象としてブログを展開中ですが、白壁広場には「漱石のうきは市足跡句碑」が平成29年12月11日に「稲畑廣太郎句碑」(吉井小学校前)と同じくうきは市ふるさと創生個性あるまちづくり事業を活用し「やまたろ句会」により建立されました。
漱石のうきは市足跡句碑には、作句した「新道は一直線の寒さかな」と「なつかしむ衾に聞くや馬の鈴」の情景及び北部九州旅行経路と吉井町で宿泊した旅館(それによると通説は天神町にあった長崎屋旅館、もしくは札の辻の松屋旅館かもしれない由)が書いてあります。
しかし、素朴な疑問が一つ、『坊ちゃん』を読む限り温泉好きと思える漱石が千年の渡し場に下船した際、対岸の温泉旅館(原鶴温泉の開湯は明治初期)を素通りして吉井町へ向かったのは何か理由があったのでしょうか。
ところで、「漱石のうきは市足跡句碑」並びに「稲畑廣太郎句碑」除幕式は12月11日に執り行われ、ホトトギス名誉主宰の稲畑汀子も臨席しています。