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延命館のお知らせ・ブログ
”若宮八幡神社の句碑”
更新 : 2019/2/26 14:44
2月後半から15℃前後の温暖な気候が続き、この状態だと桜の開花も相当早まるのではないかと考えられます。また、スギやヒノ等の花粉が飛散する時期でもあり、アレルギー症を起こしやすい体質の方々にとって桜とか関係なしの、一年で最も嫌な季節到来です。
それはさておき、若宮八幡神社境内には松尾芭蕉や高浜虚子ほか、いままで巡った以外のひとたちで、虚子や年尾にゆかりがあるホトトギス派同人の句碑が3基立っています。
まず1基は、虚子に師事した時宗の僧侶河野静雲(福岡市出身)の句碑、「菜の花や恵蘇の瀬なりの遠ひびき」平成32年9月29日やまたろ句会建立で境内の北側に位置します。2基目は虚子門下で西日本新聞に西日本歳時記を連載した小原青々子(福岡市出身)の句碑、「古墳の絵貫く月日地虫出づ」昭和48年3月25日にやまたろ俳句会建立でその右端に立っています。3基目は年尾・汀子ほかに師事、長井伯樹創刊の俳誌「高牟禮」主宰を継承した中村田人(久留米市出身)の句碑「月の岡日の岡古墳梅さぐる」平成22年9月に耳納ホトトギス句碑建設委員会(中川順子を筆頭に7名)建立で拝殿西側の池辺りです。
いずれもホトトギス派の重鎮で福岡県における俳句普及に多大な貢献をされました。