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延命館のお知らせ・ブログ
”若宮八幡神社の句碑その2“
更新 : 2019/3/4 9:37
早くも3月となり、「オールド・ラング・サイン」に送られて万感交到る新しい旅立ちをするシーズン到来です。
さて、吉井町の句碑巡りに於いて多彩な俳句と出合うたび心が豊かになり、句の情景に思いを馳せるとより一層味わい深さが感じられます。
しかし、原鶴温泉の観光スポットに関するブログが俳句の句碑紹介になり少々脱線気味のため恐縮ですが、本日はいままでの流れに沿って、ホトトギス派の句碑建立に尽力された「やまたろ句会」記念句碑を紹介します。
若宮八幡神社の東側、市道を挟んだ日の岡古墳に隣接し巨大な「明治百年やまたろ三百号記念句碑」が立っています。横幅は4.6m、高さは基礎を含めて2.3m、碑面の厚さ0.25〜0.35mで、やまたろ句会の同人一同(66名)の作句が刻まれています。裏面は河野静雲の祝句「春水の流れはてなし洋々と」ほか福岡県の名立たる俳人5名の句及びやまたろの歩みが記され、建立は昭和43年3月24日で、51年が経過しているとはとても思えません。
その記念句碑を臨んで中川順子(久留米市出身)の句碑があります。「ゆくりなく歩き度き町日脚伸ぶ」やまたろ再復刊記念で平成25年12月に建立されています。
なお、俳句は同じ俳諧に起源をもつ川柳と比べ「季語」「切れ」「余韻」に特徴があり、やや取っ付き難い印象を受けるけど、わずか17文字であらゆる森羅万象を表現できる伝統的な日本固有の文化です。