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延命館のお知らせ・ブログ
”安富古墳”
更新 : 2019/6/3 11:37
原鶴温泉から車で10分ほど県道151号線を行くと珍敷塚古墳の600m手前に吉井百年公園へ上る交差点(福益地内)があり、左折後100m東側の地点に安富古墳(やすどみこふん)は位置します。
安富天満宮の境内にある安富古墳は約1400年前に造られ墳丘・石室ともに完全な状態で残っており直径15mの円墳です。主体部は前室をもつ複室の横穴式石室で大きな石材を用い築かれましたが、装飾古墳ではありません。
この古墳は昭和56年に町指定遺跡になっていますが、昔から防空壕や住居に倉庫等として利用された(焚火の跡あり)時期もあったようで、人々の文化財保護に対する意識も当時は曖昧なものだったのでしょうか。
また、古墳の説明板(平成17年3月設置)に「現在は自由に見学ができるよう公開されています」と標示されているにも関わらず、格子状の門扉が付き旋錠され、石室の中に立ち入ることはできないので不審に思い、「うきは市立歴史民俗資料館」に問い合わせた結果、いまは非公開になっているそうです。