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延命館のお知らせ・ブログ
”隈上正八幡宮”
更新 : 2019/6/4 14:55
うきは市吉井町の国道210号線を東へ車で10分ほど行くと「浮羽庁舎前」交差点(浮羽町朝田)へ着きます。
その南側付近にクスノキの巨木等で囲まれた隈上正八幡宮が祀られており、入口正面「下馬」と標示された石柱を越えて後ろに立つ鳥居の神額は鳥文字で八幡宮と書かれています。
境内には幹周約2.5mから4.1mの大きなクスノキ4本と、鳥居を潜った右側に注連縄が張られた幹周5.8mで樹高推定15mあるクスノキの巨樹(ご神木)もそびえ立っています。
祭神は応神天皇、豊玉姫命(神武天皇の御祖母君・安産と子育ての神様)、罔象女神、雷神、高良玉垂命(高良大社の祭神)です。
社殿は鮮やかな朱色に塗られ、創建の歴史は古く清和天皇の時代、貞観2年(860年)に山城国久世郡雄徳山(石清水八幡宮)より勧請したと云われ、左側に「御鎮座一千百年祭記念」の石碑が立っています。境内の東側には秋葉神社が鎮座、祭神は金山彦神(金運の神様)です。
また、狛犬の中に鷽(石像)が二羽交じり、毎年3月末には「鷽替え」ならぬ、地域の繁栄や豊作を祈願する伝統の珍しい「鳩替(はとかえ)」が行われています。
ここ辺りは建久元年(1190年)に築かれた筑後の隈ノ上城址(日田氏館・平城)でもあります。但し、遺構はないけど、昔の堀が道路や水路で確認されるそうです。