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延命館のお知らせ・ブログ
”朝田古墳群の巨石”
更新 : 2019/6/10 13:25
今日は「時の記念日」です。
この日の経緯は、大正9年(1920年)に東京天文台(現在の国立天文台)と生活改善同盟会(当時の文部省外郭団体)が「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と制定、時間の大切さを尊重する意識を広めるための記念日です。
その由来は、1月15日のブログ「恵蘇八幡宮の漏刻」で詳しく書きましたが、『日本書紀』の記述によるものです。
さて、うきは市の朝田古墳群は現存するもの以外に前方後円墳や大小の円墳が密集していたそうでが、土地開拓や井堰構築のためかなり壊されて、いまでも石室に使われたと考えられる巨石等が点在しています。
その一つが西光寺(臨済宗妙心寺派)前の墓地に古墳の石材らしきものが置いてあり、また、楠名古墳から南へ100m程の水田横にある地蔵堂は古墳跡とみられ、周囲に巨石が積み重なっています。
古墳の石室を築くための石材は耳納連山から切り出されたものと推定、調べましたけどいまの時点ではわかりません。ただ、クレーンや重機がない古代の土木技術には想像を絶するものがあります。