宿番号:313921
延命館のお知らせ・ブログ
”楠名古墳”
更新 : 2019/6/24 11:02
重定古墳の50m程西側に楠名古墳(古墳時代後期)があります。
この古墳は重定古墳と同時に1件として国指定されたもので、直径約32m、高さ約6mの円墳(斜面には葺石の跡が見られる)上には2本の大きなアラカシ(幹周推定2.8m・2.2m)が聳えて、「史蹟楠名重定古墳」は遠くからでも巨木や大木類が目印となり、すぐに確認できます。
石室は南南西に面した横穴式で全長約18m、前室が後室の2倍強の大きさを示し、使用石材は大きく天井石も高く、江戸時代には開口していたそうで、内部は完膚なきまでに荒らされ副葬品の殆どはその際持ち去られています。但し、装飾古墳ではありません。
現在は、格子状の門扉が付き旋錠され、覗けるけど石室の中に立ち入ることは不可能です。
楠名古墳については浮羽町教育委員会の詳細な調査報告書(1987年発行、B5判で20頁の冊子)があり、無料配布され大変に興味深いものです。
20