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延命館のお知らせ・ブログ
”塚花塚古墳”
更新 : 2019/6/25 14:10
重定古墳から県道106号線を南へ500m行くと左にあまり大きくない墳丘が見え、その前は鉄筋コンクリート造りの小さな建物が石室を覆い、手前には朝田古墳群に属する塚花塚古墳の説明板が立っています。
この史蹟は大正11年10月12日に国指定となりました。
約1400年前(古墳時代後期)に築かれた円墳は直径30m、高さ6mですが、民家及び畑の造成などによってかなり削られ変形しています。
石室は複室構造の横穴式で現存長8m、袖石・天井石及び奥壁の腰石が約2mある一枚岩を使用し、その他は、面の平らな石と板石状のものを積み上げて造られました。
また、壁画は奥室を主体として描かれ、赤・緑・黄の三色を使い大型の蕨手文中心に同心同文・三角文・靫、後室の左右側壁にも同心同文が岩面すべてに描かれているそうです。
ここからは、明治26年の開口時に須恵器・金銅製金具・轡・鉄鏃・大刀・玉類などが多数出土したと伝えられています。