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延命館のお知らせ・ブログ
”妙覚古墳”
更新 : 2019/7/1 11:44
今日は「国民安全の日」です。
この日は、昭和35年5月の閣議で、産業災害・交通事故・火災等の災害防止を図るため制定され、暑さで気の弛みから事故が多発する夏場の一日が選ばれています。
それに関連して「全国安全週間」が始まり労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する認識と職場における安全活動の更なる向上に取り組む週間です。
さて、重定古墳と塚花塚古墳の中間地点付近、県道106号線左側に家屋と畑に囲まれ前室閉鎖石の露出した小規模の墳丘と頂上に祀られた祠が見えます。これが朝田古墳群に属する妙覚古墳(円墳)です。全長7.7m、幅4m、高さ4.2m、石室は複室で長さは3.8mあります。
惜しいことですが、土地の造成などにより墳丘正面は削られて、羨道(えんどう、玄室と外部とを結ぶ通路部分)は壊失し見る影もありません。
ただ、天井の巨石や積み上げられた側壁など玄室構造を直に確認はできます。
古墳の前に佇んでいると破壊された文化財の思いが伝わってくるようです。