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延命館のお知らせ・ブログ
山田の長田古墳
更新 : 2019/7/23 10:50
今日は「大暑」で、梅雨明けの時季を迎え、夏の土用もこの頃、実際には暑さのピークはもう少し後と考えられますが、いよいよ本格的な夏の到来となりました。
さて、大分自動車道下り車線、山田サービスエリアの西側100m付近、周りを柿畑に囲まれた小高い丘陵があり、そこは長田古墳(直径40m以上の円墳、古墳時代前期)と伝えられ、未発掘で説明板もなく詳細は分かりません。
木々の緑に覆われた古墳は三段丘のようで、墳丘西側の一部は整備された墓地となっており、また、南側の中腹には瑜伽 (ゆうが) 大権現が祀られています。安政3年(1856年)辰6月中旬と刻まれた石柱が立っており、祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、脇神として、猿田彦大神、久延彦大神がおられます。
由緒ある瑜伽神社(奈良県奈良市高畠町)と祭神・脇神が同じですから何かの縁で分祀されたのでしょう。
ここから古墳の頂上部に登ると頂部は平な円形で葺石の跡か河原石が残っており、東に進むと石が積まれ、火伏の神で有名な秋葉宮(祠)が祀られています。
墳丘の樹木類は詳しく調べていませんが、東側と南側にクスノキの大木が2本(幹周2.3mと3.03m)、東側と北側にアラカシの大木が2本(幹周3.0mと2.53m)屹立、ほかに、ヒノキ、モチノキ、ホルトノキ、ハゼ、ツバキなども見られます。
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