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延命館のお知らせ・ブログ
長田古墳のヤマモガシ
更新 : 2019/7/30 13:30
先週に続き長田古墳の樹木に関することですが、21日前のブログ「志波宝満宮の希少木」で紹介したヤマモガシ(開花中)を墳丘において偶然に発見しました。
最初はヤマモガシが生育しているとは露知らず、秋葉宮(祠)のすぐ東に立つ樹木(幹周1.27m、樹高推定8m以上)を何気なく観察していたところ、滑らかな青桐に似た幹で食痕だらけの葉をつけ明らかに周囲の樹木と異なった特徴があり、また、孫生えの葉を見てヤマモガシであることを確信しビックリ仰天、群生の確率が高いと考え周辺を探したところ、北側に主幹が3分裂した幹周1.56mで樹高推定10m余の成木1本、西側に幹周0.55〜0.68mのやや小さい成木3本と、樹高1.2m程の若木2本(計7本)を見つけた次第です。
私がヤマモガシを初めて見たのは平成26年6月上旬に糟屋郡志免町の亀山八幡宮(弥生時代終末期の亀山古墳跡)の森で、幹周1.40〜2.10m、樹高10〜12mの成木を5本確認しました。それ以後はこの場所で3度目です。
なお、ヤマモガシをご存知の方は非常に少数と思いますけど、クリーム色の神秘的な小さい花をブラシ状につけ、若木や孫生えと成木の葉が全然違う面白い特徴を持っています。