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ホテルモントレ京都のお知らせ・ブログ
中秋の名月〜大覚寺の大沢池より〜【後編】
更新 : 2014/9/11 18:30
17時にお寺に戻ると、境内はカメラを手にした多くの人々で賑わっています。
露店もたくさん出ていて、月見弁当や月見団子、かき氷や焼きそばなど、お祭モード全開。みんな空を見上げて月が出るのを今か今かと待っています。
18時を過ぎた頃でしょうか、まだほの明るい空に白い月がぽっかり浮かんでいます。「月が出た出たー」とみんなで大喜び。普段は気にすることもなく、あって当たり前のお月さまが、今日はちょっと違って見えます。
18時半から法要が始まりました。湖畔に祭壇を設け、お団子や、芋、豆などの野菜、お茶、お花をお供えし、農作物の豊作と人々の幸せを祈願する儀式です。私はラッキーな事にちょうど船の上からこの「満月法会」を見ることができました。一隻の船には約20人程で、巫女さんの解説を聞きながら池をぐるりと一周します。もうその頃にはすっかり暗くなっていて、月明かりが眩く、池に映った月が揺らめいて思わず溜息が出る程。昔は月を見上げる事はなく、池に映った月で「お月見」をしていたそうで・・・何とも風流ですね!私もすっかり雅な気持ちになりました♪
季節毎に違った趣を見せる大覚寺、紅葉もとても美しくお勧めです。この秋は、ぜひ嵯峨野エリア散策にお出掛け下さい!