上高地へ行くのがひと月ぶりでした。ガイド兼スタッフ　マツバです。

今回は、日帰りで絶景ポイントを目指します。

かの有名な涸沢は、上高地からは見えません。ちょうどこの写真の真ん中あたり、山並みが低くなっている釣り尾根と呼ばれるところの向う側になります。標準のコースタイムでは上高地から６時間となりますが、普段トレーニングされていない方は、無理しないように。

今回の個人ガイドでのオーダーは、写真正面奥穂高岳の直下岳沢です。営業している岳沢小屋標高2170mを目指します。

岳沢湿原から登山道がスタートし、針葉樹の森の中を登り続けると、展望台へ出ます。この日は１時間ほど。ここまで来るだけで山の迫力が違いますね。

そこからさらに２時間ほどかけて、岳沢小屋までやってきました。

小屋のテラスから見下ろす景色は、上高地の様子が見渡せます。

手前から梓川が向うに向かって流れていき、河童橋やその周辺のお宿さん、帝国ホテルの赤い屋根、田代湿原の黄緑の原、そして大正池。遠くに見えているのは乗鞍岳です。

小屋の上は、穂高の稜線。登山道は急登で有名な前穂高へ続いています。

小屋の真裏が絶壁なんですが、写真だと伝わりづらいか。

こちらは、槍ヶ岳山荘グループの山小屋ですが、さすが昼食・喫茶も充実しています。こちらは、ベジタブルカレー＆おでん＆アップルコンポート（1人分ではありません）。この眺めを見ながら、お食事できるなんて最高ですね。

コロナでお客さんも減少している中、様々な工夫で安全と快適さを提供してくれています。トイレもすごくきれいでした。

これから9月の後半になりますと、紅葉シーズンとなり混雑も予想されます。行く際には、時間に余裕を持ってお出掛けいたしますように。上高地の遊歩道と違って、もちろん登山道です。しっかりとした装備と準備をして楽しんでください。