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岡本常秀 ガラス展 〜銀化硝子の浪漫〜
更新 : 2013/5/29 20:32
6月5日から天満屋広島八丁堀 7階アートギャラリーにて、
岡本常秀さんのガラス展が開催されます。
岡本さんは湯郷に拠点を置き、制作活動をされているガラス作家さん。
近年では、湯郷温泉では恒例となったガラスのクリスマスなどを手掛け、
アートイベントのクリエイターとしての活躍もされていらっしゃいます。
今回の作品展のタイトルは「銀化硝子の浪漫」。
ご存じの通り、ガラス工芸品の歴史は深く、吹きガラスに関しては
ローマ時代にその技術が発明され、後のササン朝ペルシア時代にも
多くの吹きガラスが作られました。
その時代のガラスは「ローマングラス」と呼ばれ、長い年月を土中で過ごしたものは、
成分であるケイ酸や酸化アルミなどが周囲の鉄、銅、マグネシウム分などと
化学変化を起こし、銀化という現象を起こします。
ガラスの表面には時代の重なりとともに多層の膜が形成され、
それが光を受ける事により多種多様な色彩を放つのですが、
銀色のものが多いため、それらは「銀化ガラス」と呼ばれています。
岡本さんの作品に宿るのは、その古代のガラスが纏う銀化の表層。
長く時を重ねた佇まいのガラスに、現代の息吹を感じさせる岡本さんの作品は、
力強く、強い個性と煌びやかな美しさを私達に見せてくれます。
ガラス展では多彩な作品を拝見出来る事と思います。
会場は広島、お近くにお出かけの際は是非、足をお運び下さいませ。
岡本常秀 ガラス展
〜銀化硝子の浪漫〜
2013年6月5日(水)〜 10日(日)
会場:天満屋広島八丁堀 7階アートギャラリー
住所:広島県広島市中区胡町5-22
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