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1200年続く幻の湯治の郷 湯郷温泉 季譜の里のお知らせ・ブログ
【岡山のお酒】 日本酒
更新 : 2015/7/20 13:30
雄町米のお酒
おいしい日本酒を造る条件として「よい米」「よい水」「よい技」の3拍子が揃っていることが必要条件として挙げられます。それとともに豊かな食文化と伝統を受け継ぐ郷土料理が育ち、おかやめのお酒は育てられてきました。
歴史的には岡山県は「備前」「備中」「美作」の三国からなりますが、食文化では地形の上から、県北の中国山地、県中部の吉備高原、県南の平野・丘陵地帯で食文化の違いなどがお酒の味にも影響していると言われています。
岡山は酒米として有名な「山田錦」の親にあたり、かつて入手が困難だったことから「幻の酒米」と呼ばれている「雄町米」の発祥の地です。一般的なイネに比べて背が高く栽培が難しが現在も多くの杜氏や日本酒愛好家に支持されていて生産量は全国シェア90%以上を占めています。
雄町米でできたお酒は、独特のやさしさとまろやかさがあり、岡山ではこの雄町米を使用した日本酒が多くの酒蔵で作られています。
お問い合わせ 岡山県酒造組合 086-223-9245
岡山の酒については、「万葉集」に“吉備の酒”を詠んだ歌があるほどです。
また、「歌林捨葉集」には“吉備の豊酒(とよざけ)”の記述もあります。奈良時代の書物「播磨風土記」には、三備(吉備)の国が、古代における米酒の発祥地であり、また、美作とは“うまさか”の訛りからできたもので、それは“うまい酒のできる国”という意味であるとの記述があるように吉備の国がいかに古くから美酒を醸したかの一端がうかがわれます。
旅先では旅先のお酒を飲みたいものですね。お土産にもベストです!