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1200年続く幻の湯治の郷 湯郷温泉 季譜の里のお知らせ・ブログ
黒田先生を訪ねて - 後編 -
更新 : 2017/3/18 17:55
季譜の里のお花を生けてくださる黒田先生のお宅にお邪魔してきました。
玄関に入ると、そこにはさりげないお花の演出が。
季譜の里でよく目にする先生のお花も、
ご自宅で拝見するとちょっと違う印象を受けます。
梅に椿、南天の葉でシンプルに。
眺めていて自分も部屋に飾ってみたいなぁと感じました。
晴れたり降ったりの天気雨に、しばし室内からお庭を鑑賞する事に。
先生のちょっとしたこだわりのお話をお伺いしました。
それは庭石のお話。
こちらはご自宅に古くからある庭石だそうですが、
実は水晶の原石が取れる岩盤のものだとか。
よく見ると、所々霜柱のように立った小さな水晶原石を見て取れます。
上に花器を置いてあるのは、昔ここで水を溜めて手を洗っていた名残だそうです。
こちらは岡山の三大河川のひとつ、旭川上流にあったと言われる石だそうです。
庭にとって石とは大切な存在で、その佇まいひとつでその一角の印象も随分と変わる…
先生のお話を聞いていて、庭と石の関係について改めて考えさせられました。
お庭のお話を伺っていたお部屋には、立派なお雛様が飾ってありました。
湯郷温泉でも、本日からひな祭りが始まっています。
次は桜のシーズン、お庭の木蓮が満開になる頃が景観も素晴らしいとの事なので、
その時を楽しみにお邪魔しようと思います。
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