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アパホテル〈福井片町〉のお知らせ・ブログ
「命のビザ」 〜東洋のシンドラー・杉原千畝〜
更新 : 2016/6/25 22:17
皆様「シンドラーのリスト」という映画はご存知でしょうか?
第二次大戦下、1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在のドイツ人実業家シンドラーの姿を、ドキュメンタリータッチで描いたノンフィクション小説。それを、スティーヴン・スピルバーグ監督が白黒で映像化した映画で、主人公シンドラーの勇気ある行動とそれに伴う葛藤が非常にうまく描かれている感動大作です。
実は、主人公シンドラーと同じく戦時下でユダヤ人の救命活動に尽力した日本人がいました。
「杉原千畝(すぎはら ちうね)1900年〜1986年」
彼は日本人の外交官で、 第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していました。
ナチスの迫害・虐殺から逃れてきたユダヤ人を海外に逃がす為、「命のビザ」を発行し、そのビザで出国し、船がたどり着いた港こそが福井県嶺南に位置する敦賀港でした。
そして現在、杉原千畝の生き様を後世に残そうと、敦賀港のすぐ近くに「敦賀ムゼウム」という資料館が建設されました。
館内では、杉原千畝の生の声や難民が残していった時計の展示、目撃した市民の貴重な証言、“命のビザ(複製)”などを展示しています。※「ムゼウム」はポーランド語で「資料館」を意味します。
嶺南に足をお運びになる方、是非一度お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか?
PS:「シンドラーのリスト」で、劇中唯一、赤色が使われる場面は屈指の号泣シーンじゃないでしょうか。
【資料館HP】
http://www.fuku-e.com/010_spot/index.php?id=183