私にはとても大切にしている手紙があります。
それは地元を離れて就職するとき、母に貰った手紙です。


地元を離れて就職する。
これは自分で考え抜いて決めた道で、両親も一度地元を離れた経験があるからか、快く私の背中を押してくれました。

いざ出発の日、私は不安でいっぱいでした。
そんな私に空港で母が一通の手紙をくれました。私はその手紙を握りしめて、必死に強がって「行ってきます！」とだけ伝え、保安検査場へ向かいました。

ですが、私の地元の空港にはグッバイコーナーなるものがあり、
保安検査場を隔てた内と外で会話ができるブースがあります。
そこでまた顔を合わせた瞬間、それまで堪えていた寂しさや不安が爆発して私は号泣してしまいました。

たぶん周りの人は何事かと思っていたでしょうね笑

その後、飛行機に搭乗してから少しして、ようやく落ち着き、母の手紙を読みました。
そこには母の想いがたくさん詰まっていました。
空港ではやっぱり寂しいと一緒に涙を流してくれていた母の力強いエールがそこにはありました。

"あなたらしく、明るく元気に、たまに文句言いながら前に進んでいってね"
これはその中の一文です。


この手紙は今の私の心の支えになっています。
何かあれば何度も読み返して、頑張ろうと強く思わせてくれています。
いつか私もこんな風に誰かの心の支えになれるように頑張ろうと思います。


さて、いつも広告要素の高い宿ブログを更新させて頂いていたので、
こんな感じで大丈夫かと不安ではありますが、大丈夫だと信じて次のスタッフにバトンタッチしたいと思います。
また当館のスタッフブログに足をお運びいいただけると嬉しいです。