私が当ホテルに就職する前のお話です。


後輩とガウディの建築を見にバルセロナに行こう！と計画し、


早朝から成田空港に向かいました。


私達のチケットはスタンバイと言って

割安な代わりに飛行機に空席がある場合のみ搭乗できるチケットでした。



昼過ぎの飛行機に”スタンバイ”し


自分達の名前が呼ばれるのを
チェックインカウンター近くでひたすら待ったのですが

最後まで呼ばれることはなく、
その日の搭乗が不可能と知らされました。



現地のホテルも予約をしたのに無駄になってしまうことと

取った休みが日本で過ごすことになること、

両方の事実に落胆していたら後輩は突然大笑いしながら、


これはラッキーなことですよ！


と言い出したのです！




何を言ってるんだろう、悔しさでおかしくなっちゃったのかなと思いました。



その子曰く、



いわゆる聖地を目指す時というのは

何かしらのハプニングが起こる。



目的地に着くのに、自動的に着いたら

単なる作業になるから。



運命を手にしようとする時は

運命を壊すぐらいの気持ちの強さは必要。

ここで挫けるのか、面白がられるのか。



聖地を作業にしてはいけない。




との事でした。

なんという哲学的な、、！



と脱帽しました。



とりあえずせっかくの休みだし

今日まで開催の佐倉のチューリップを見に行くことになりました。


満開のチューリップがあまりに綺麗すぎて、



ここは佐倉じゃなくてオランダじゃない？笑

バルセロナの代わりにオランダに来ました！


とか冗談を言いつつ楽しみました笑




結局次の日のフライトでバルセロナに到着出来ました！


その後はサクラダファミリアに圧倒され、数々のガウディ建築を見学し、
お腹いっぱいパエリアを楽しむことができました！


帰りはトントン拍子、予定通り帰国することができ、

一件落着。



終わり良ければ全て良しの旅でした＾＾



何に対しても、上手く行かないと落胆する前に

ラッキーだ！と思い発想を転換させることを後輩に教わったのが

この旅の大きな収穫となりました。



その子とはお互いの環境が変わっても、変わらず仲良くさせてもらってます。


尊敬する彼女から色々なものを吸収したいなと、会う度思うのでした＾＾