こんにちは。ホテルマイステイズプレミア成田でございます。

空港の近くで働いていると、ときどき思い出すのが映画『ターミナル』です。
この作品は、東欧の架空の国からニューヨークのJFK空港にやってきた主人公ビクターが、母国で突然の政変が起こり、パスポートが無効になってアメリカに入国も帰国もできなくなってしまう――そんな始まりから物語が動き出します。

言葉も通じず、お金もほとんどなく、ビクターはやむなく空港での“暮らし”を余儀なくされます。
最初は困惑しながらも、空港のベンチで寝たり、フードコートで残り物を食べたり、持ち前の優しさと粘り強さでなんとか毎日を乗り越えていくビクター。
そのうち、空港スタッフやほかの利用者たちとも交流が生まれ、さまざまな小さな助け合いや温かな友情が描かれていきます。

この映画の印象的なところは、慣れない環境の中でも希望や人との絆を見つけていく主人公の姿です。
大きな事件が起きるわけではありませんが、空港という「一時的な場所」が、人生のかけがえのない舞台になるのが魅力的です。

実は成田空港でも、台風やシステムトラブルなどで、急きょホテルに泊まることになった…という方が多くいらっしゃいます。
戸惑いや不安を抱えてチェックインされる方も多いですが、「スタッフと話せて気が楽になった」「思いがけず快適だった」と言っていただけると、映画のビクターのように“ここでも人の温かさに出会えた”と思ってもらえたらと願っています。

旅の途中で立ち寄る成田での一夜が、皆さまにとって安心できる思い出のひとつになりますように。

ホテルマイステイズプレミア成田は、“もうひとつのターミナル”として、今日もお迎えしています。