３月５日は啓蟄（けいちつ）でした。
冬の寒さが弱まって、代わりに春の温かい空気となり、その気配を
感じて、冬籠りしていた虫が、穴の中から出てくると言われる日です。
今年は、これまでになく暖かかったので、冬眠していなかった熊が出没
したりしました。
それでも、やはり虫の姿はあまり見かけることがなかったのですが
ここ最近は出会うようになってきました。

また、近頃は春らしい洗濯ものの飛ぶような強い風が吹く晴天の日が
多くなってきています。
散歩をすると、小鳥の鳴き声や梅の花に出会います。
枯葉や土といった茶色が多かった地面に緑色が混ざってきました。
そして、クロッカスやパンジーなどの黄や紫の鮮やかな色も混ざり
嬉しくなってきます。
ご近所さんの梅の木には、献立表のような可愛い花が日々増えて
いっています。
お献立表の菜の花が見られるのも、あと少しだと思います。
まだまだ寒い日もありますが、もう春ですね。
大好きな桜の商品も増えてきました。
なんだかワクワクします。

今月のお献立には春の気分を盛り上げてくれるものが満載です。
どうぞお楽しみください。

令和2年3月（弥生）…春を楽しむ懐石料理の品々【花見月】