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城崎温泉 ときわ別館のお知らせ・ブログ
10月31日、城崎温泉デジタル化
更新 : 2010/10/18 23:10
私たちがこれまで取り組んできた「サービス」とは、概ね経験と勘に頼るものでした。なんとなく説明ができても具体的に説明ができないし、実際に取り組んでいるまちづくりの事業やイベントに於いても正確な費用対効果を実証することもできませんでした。「なんとなく…」の繰り返しが、今私たちがとりくんでいる「サービス業」というものなのかもしれません。
「サービス工学」という学問があることを、出会って初めて知ることになりました。サービス業に科学的・工学的手法を取り入れて、生産性の向上を図るのだそうです。
城崎温泉には古くから外湯めぐりがあり、宿泊のお客様はフロントに置いてある湯券を外湯に持っていくことにより外湯のはしご(外湯めぐり)を楽しむのです。
約3年前に経済産業省の外郭団体の「産業技術総合研究所」の方々と知り合いになりました。東京や筑波に活動拠点を持つ学者さん達が、こんな片田舎の人口4,000人程度の街に目を付けていただいたことに今さらながら感謝するのでありました。「外湯券」と元々城崎温泉にある「旅館のゆかたを着ていれば、街のお土産屋さん等で付け払いができる」システムを融合し、サービス工学の手法を取り入れてデジタル化させる取り組みを進めて参りました。
この度いよいよ10月31日より本格稼働させるに至り、本日全旅館を集めての説明会がありました。やはり旅館の関心も高く、会場は予定の座席では足りなくなるほどの盛況でした。この取り組みは日本初。サービス工学を取り入れることによって、よりホスピタリティー溢れる接遇が実現できるものとはりきっております。
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