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宵待ちの宿 萩一輪のお知らせ・ブログ
世界文化遺産国内暫定一覧表に追加登載決定!松下村塾
更新 : 2008/10/29 20:46
萩市の@萩反射炉A恵美須ヶ鼻造船所跡B松下村塾の3件が、世界遺産暫定一覧表に記載することが適当とされた文化資産に該当することになりました。本日は、その「松下村塾」をご説明致します。
萩が生んだ幕末の志士 吉田松陰は、萩藩が明治維新を推進した原動力となった人材を育て、その思想形成や政治運動の理論的根拠を主唱した人物である。ペリーが再来航した安政元年(1854)、松陰は、25歳のときに伊豆下田でアメリカ艦船に乗り込み海外渡航を企てたが、失敗に終わり投獄され、のち許されて実家に謹慎となり28歳のときに松下村塾を開いた。松陰がこの塾で若者たちに教えた期間は、わずか1年に過ぎなかったが、塾生からは倒幕の指導的役割を果たした高杉晋作や、明治政府の初代総理大臣となった伊藤博文など日本近代国家の重職を担った多くの指導者たちを輩出した。
松下村塾のあるこの地が、明治維新胎動の地と言われる所以である。