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宵待ちの宿 萩一輪のお知らせ・ブログ
しろうお【四ツ手網漁】
更新 : 2012/2/12 10:35
四ツ手網を使った伝統的な漁法で、松本川河口の姥倉運河周辺で2月下旬〜4月初旬にかけて行われます。十文字に組んだ竹に四隅をとめた六畳大ほどの網(四ツ手網)を川底近くに沈めて、潮の流れにのってしろうおが川を遡ってくるのを待ち、群れが網の上を通過する頃合いを見計らって、一気に網を引き上げるというもの。そして、引き上げた網の上を柄の長いひしゃくでポンポンと叩いて、しろうおを集めてすくい取ります。
早春の萩の風物詩となっているしろうお漁は、松本川にかかる橋の上などから見ることができます。(JR東萩駅近く)
●しろうおとは・・・
しろうおは、体長4〜5cmほどのハゼ科の透明な小魚。毎年2月中旬から4月上旬にかけ、産卵のために海から川をさかのぼるため、「春の訪れを告げる魚」とも言われています。酢醤油(すいち)につけて活きたまま食べる「おどり食い」は、口の中で魚の脂が出て糖味となり、口中でおどる舌触りと食感は格別です!
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