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大河ドラマ「花燃ゆ」【高杉晋作と奇兵隊】@
更新 : 2015/6/3 1:24
文久3年(1863年)に起きた8月18日の政変で、薩摩と会津の連合軍によって京都から追放された長州藩は、対外的には孤立を深める一方、藩内では攘夷決行を叫ぶ過激派が台頭し、英・仏・蘭・米の列強四国と馬関戦争(下関戦争)を興すに至ります。
文久3年(1863年)の下関事件、元治元年(1864年)の四国艦隊下関砲撃事件の二つの攘夷運動、しかし圧倒的な近代火力を誇る列強艦隊の前に惨敗を喫し、長州藩は無条件に近い講和を呑み込みます。
この時、講和使節として談判にあたった高杉晋作は、攘夷決行は旧式の火器や軍隊編成では成しがたく、新式の火器と西洋式軍隊が必須であると確信するに至ります。
こうして、高杉が考案したのが従来の身分制度に関わらず、訓練された国民による戦闘部隊ともいうべき奇兵隊だったのです。
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