宿番号:320384
風の中「命の水」を守る。
更新 : 2011/5/22 13:33
19日の木曜日です。由布院温泉旅館組合青年部が毎月行っている
「大分川清掃」がありました。
「大分川」は由布院盆地の中央に流れる川です。山々から流れ込む湧水と
金鱗湖から湧く水。そして各所から流れ込む温泉で水温は約30度あります。
その為鯉やハヤ・フナはもちろんのこと「豊後鯛」と呼ばれるテラピアという熱帯系魚類が
多く生息しています。これからは蛍が飛び交い、クレソンの花も見事に咲きます。
由布院を代表する「朝霧」もこの温かい川から発生します。
シラサギやアオサギ、合鴨なども暮らし、最近ではカワセミも多くみられます。
しかし生活雑排水の混入増加や観光のお客様が捨てられるゴミ、そして住民の
生活ゴミなどが非常に多く、「豊後水道」へ続く大分川の源流とは思えない汚れっぷりです。
昔は僕達も裸になって泳いでいました。いまでは学校側や父兄から「汚いし、危険なので
川には近寄らないように」と出るほどです。
「由布院の大地を豊かに潤す水環境が酷いことになっている。」
なんとかしたいと10年ほど前から由布院温泉旅館組合青年部活動で川掃除をしています。
由布院温泉旅館組合は他の温泉地の組合活動とは若干異なり、
これまでも環境保全活動に力を注いできました。
特に青年部は誘客活動や集客活動よりも「今来ているお客様が実際見て、触れる」、
そんな由布院の「今」を考えたいと思っています。それが後世へ繋がると。
現在は太田慎太郎部長(草庵秋桜)の下、商工会青年部や催事企画委員会等
他の青年部と連携をしながら「川」以外の所にまで幅を広げています。
そんな川掃除を各青年部合同で19日に行いました。先月もしたので
随分とゴミは少なかったのですが、藻やヘドロで川は汚かったです。
この活動をこれからもしっかりと続けて行く「旗揚げ」として
終了後にみんなでバーベキュー大会をしました。
由布院の若者がこれだけ揃って「これからの由布院の自然を守るんだ」という
熱い結束が生まれました。とても有意義な会になりました!!
由布院に来られるお客様、どうぞ私達と一緒になって
「命の水」を守っていきましょうね!
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