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飛騨古川スペランツァホテルのお知らせ・ブログ
飛騨市の風習【めでた】とは
更新 : 2009/5/25 19:33
「めでた」は、飛騨地方で唄われている民謡で、祝い事では必ずと言ってよいほど唄われる祝唄(いわいうた)です。地域ごとに違った(独自の)節をつけて唄われるのが特徴的で、呼ばれ方も「めでた」「若松様」「みなと」などそれぞれ違っています。
古川町では「若松様」と呼ばれています。
「若ー松ー様」と途中からはじまり、ご詠歌調で歌います。
酒の席では、「若松様」が披露されるまでは、自席を離れてはいけないしきたりがあります。
「若松様」が終わると、続いて「ぜんぜのこ」が全員合唱で歌われます。
めでた めでたの 若松様よ
枝も栄える 葉も茂る
ツイタトテ ナントセズ
ゼンゼノコ コリャ マンマノコ
お囃子の意味は、「ツイタトテ」は尽きても、「ゼンゼノコ」はお金、「マンマノコ」とはご飯のことで、お金やご飯が尽きてしまっても…という意味。
貧乏してお金がなくなっても、何とか暮らしてゆけるという人情深い土地柄を歌ったものです。