宿番号:322386
城崎温泉 料理旅館 よしはるのお知らせ・ブログ
但馬牛(たじまうし)の旨さのひみつは?part1
更新 : 2012/8/6 10:59
兵庫県北部の但馬地方にある、氷ノ山後山那岐山国定公園に指定される鉢伏山から氷ノ山などの1000mを超える険しい山々は兵庫の屋根と呼ばれています。その山あいにある渓谷は、中国山脈を背にして南北に、あるいは北東に流れる水系を作っています。
和牛の飼育においては平坦な土地で育てるのではなく、険しい野山が和牛の飼育に一番適していると言われます。
厳しい自然環境に身を置くことで、牛は体内に生命活動のエネルギー源である脂肪を蓄えます。まさに但馬牛は山々に囲まれて寒さが厳しく空気の澄んだ場所で生活し、健康に育てられるのです。
しかも、但馬地方の夏は全国でも有数の最高気温になる土地であり、暑い日中と夜との気温差が大きく夜露が降るために、軟らかい牧草がよく生えます。牧草に恵まれ、水は硬水でミネラルを多く含み、豊かな山草には肉牛が育つのに必要な薬草が含まれており和牛を飼育するには理想的な環境と言えます。