総務課の森(栄)です。連休中はとてもいいお天気でしたが、本日はくもりがちですね。
ホテルの目の前の海を撮ってきましたが、波もわりと穏やかです。

この大阪湾、昔から「茅渟海」って呼ばれているんです。
何と読むかわかりますか？

･･･正解は「ちぬのうみ」。茅渟とは大阪府和泉(いずみ)の古い地名で、記紀の編纂(さん)よりも昔にさかのぼるそうです。語源は諸説あるようですが、この地域に面する海をちぬの海と呼んでいました。もちろん対岸である淡路島も同じ呼びかただったのです。
　同じ名前のチヌという魚がいますが、この茅渟の海にたまたま多くいた魚が黒鯛だったようで、関西から西の地方では黒鯛のことをチヌと呼んでいるんです。

　普段は穏やかな海ですが、時に自然の驚異(脅威)が牙をむいて襲い掛かってくるのです。先月は2つの台風が淡路島に接近し、各地で浸水や土砂崩れなどの被害をもたらしました。
　昔では昭和9年の室戸台風、25年のジェーン台風、34年の伊勢湾台風、36年の第2室戸台風、平成16年の台風23号など、台風のたびに大きな被害を受け、立ち直ってきました。
　今はほぼ以前の姿を取り戻しつつあります。観光には全く影響ありませんので、安心してお越し下さい。

　ベタ凪のときはまるで鏡のような大阪湾。ホテルのロビーや客室から、時を忘れて心行くまで眺めていただけるもうひとつのごちそうです。
　ちなみに今はアジや太刀魚がよく釣れてます。ぜひこの機会に釣りを楽しんでいただきたいですね。もちろんマイ竿ご持参もＯＫです♪