宿番号:322692
城崎温泉 お宿 白山 はなれ「里山の四季」のお知らせ・ブログ
古民家再生の先がけかもしれませんね^^
更新 : 2012/5/18 11:40
最近人気の古民家再生♪
色々な自治体等が取り組んで、町おこしやレストラン、商業施設
1日1棟貸切の宿、ゲストハウスなどに再生しています。
離れ『里山の四季』は、昭和2年建築の正真正銘の古民家^^;
もう85年前の建築になります。
H16年の7年前に、自宅だったこの古民家を離れ『里山の四季』として、
外観を変えずあまり変更せずにリノベーション致しました。
私が離れ『里山の四季』を思いついた時は、
まだ古民家再生というような時流でなく、
新築のほうがいいんじゃないか?と反対意見ばかりでしたが、
私の祖父が持ち山から木材を切り出して、
造った平屋のこの建物をなんとか残して、
活用したいという思いから、庭を生かした貸切露天風呂2湯と
お部屋露天付客室が5室の小さな離れ『里山の四季』を造りました。
最初の心配は、懸念でしかなく、昔のりっぱな梁の醸し出す
古民家の風情は、オープン当時から沢山のお客様にお越し頂き、
そんなに広いお部屋ではないのですが、
リピーター様が毎年増えるお宿になっております。
最近の「劇的ビフォー、アフター」の様なTv番組を見るにつけ、
当時、こんな専門家がいたらな〜と思いますが、
その頃は、何も分からず、地元の工務店の設計士と私とで、
壊してみないと分からない状態で先々で出てきた
状態で対応の形をとりました^^;
天井を取って見ると、85年前にはいろりが切ってあって、その煙に
いぶされた大きな天井の梁が出現し、釘を一本も使わず組まれていた梁に
棟梁の技術が感じられました。
こんないい梁を天井で隠してはもったいないと、天井を張らずに
全部むき出しにして、廊下や高天井のお部屋が出来上がりました。
姉妹館『花まんだら』の昭和30年台の建築でこちらも現在では、
すでに古町屋旅館ですね。
こちらも2年前にリノベーションして新活用されています。
今年は、4月朝来市の明治の町屋をカフェに変身させ、
その向いに7月には、明治の町屋を1日1組貸切のお宿「竹田町屋 はな亭」
が2棟オープン致します。
試行錯誤の古民家再生ですが、
とうとう再生事例が6例に^^;
一番の喜びは、打ち捨てられていた古い建物が人を迎えて、
いきいきと活気付くのを見ることです。
ぜひ一度再生した但馬の古民家宿にお越し下さいませ。
館主
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