国連教育科学文化機関（ユネスコ）が支援する『世界ジオパークネットワーク』は１０月３日、ギリシャで開かれているヨーロピアンジオパーク会議で山陰海岸ジオパークの加盟を認定しました。

世界ジオパーク(ＧＧＮ)の加盟登録は日本国内では、洞爺湖有珠山（北海道）、糸魚川（新潟県）、島原・雲仙(長崎県)に続く４例目になり、山陰海岸の世界発信、観光誘致が期待されます。

山陰海岸ジオパークは山陰海岸国立公園を中心とする地域で、京丹後市の経ヶ岬から鳥取市白兎海岸までは、日本列島がアジア大陸の一部であった時代の岩石から、今日に至るまでの経過が確認できる貴重な海岸です。
また湯村温泉や城崎温泉も含まれます。

≪世界ジオパークとは？≫
世界的に貴重な地形や地質、火山、断層などを有する自然公園を認定する制度です。
ユネスコ（国連教育科学文化機関）の支援で2004年に設立された世界ジオパークネットワークが認定しています。
世界遺産が保全や保護を重視するのに対して、世界ジオパークの場合には、地質や地形のユニークさだけでなく、その自然を観光や教育、地域振興などに積極的に活用する取り組みも重視されていることに特徴があります。