城崎だんじりはたくさんの人の力で運行されています。
城崎人の団結力が必要です。
城崎には様々な年代の方がおられますが、年代ごとにグループが作られています。
（団結しやすい仕組み作りなのかもしれません）
この同年代のグループを「連中」と呼びます。


さらに連中には「階級」があります。
そして、それぞれの階級で役割があります。
だんじりを押す階級、だんじりの角を持つ階級、祭りを進行する階級などなど。
（階級ごとに名前がありますが、ここでは省略させていただきます）
年功序列で、上の階級の連中には絶対服従です。
普段仲の良い友人であっても、友人が上の階級の連中に属しているならば、
たとえ理不尽なことを言われても服従しなければいけません。



ついでに、連中ごとに衣装が異なります。
殿様みたいな格好の上の連中の方々。
座布団をかついだだんじりを担ぐ連中の方々
たすきをかけた祭りの運行をする連中の方々
衣装を見るだけでも面白いです。


そして、この連中のつながりを通して、城崎での地域のきずなが深まり、
祭り以外での団結力にもつながっているようです。
だんじりは、とても複雑で手間がかかるお祭りのように見えますが、
そんな作業を通して、
人と人をつなぐ大事な役割があるようです。