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あわじ浜離宮のお知らせ・ブログ
御食国(みけつくに) 淡路島の豊かな食材たち
更新 : 2014/1/26 8:51
かつてこの地が御食国と称えられ豊かな産物を絶え間なく育み続けてる淡路島。四方を海に囲まれ、肥沃な大地にも恵まれた淡路島の食文化は、万葉の昔より「御食向かふ(みけむかう)」を枕詩に詠まれるほど歴史と深い関わりを持ちます。
御食国とは日本古代から平安時代まで皇室・朝廷に海水産物を中心とした御食料を貢いだ国のこと。若狭・志摩と並び、多くの食材に恵まれた淡路島もまた、古くから朝廷に数々の食材を納めてきました。
古事記の仁徳天皇の項には「旦夕淡路島の寒水を酌みて、大御水献りき」とあり、毎日飲む水までもが、ここ淡路島から朝廷に運ばれていたほど。いわば朝廷からのお墨付きを頂いていた淡路島の食材たち。現代でも数々の淡路島ブランド食材が全国にその名を轟かせています。
鳴門海峡の激しい潮流にもまれ身が抜群に引き締まった鳴門の鯛。「梅雨の水を飲んで育つ」と言われる沼島の鱧。夏には身は太り脂がのってひときわ美味しさを増します。島の南端・福良港の沖で水揚げされる淡路島3年とらふぐは冬の逸品。神戸牛や松坂牛の素牛である淡路牛は、サシが入りやすい細かな筋繊維と、風味豊かでとろける舌ざわりが評判です。
そして糖度の高さと玉葱独特の辛味の少なさが特徴の淡路島玉葱。強い粘土質の水田で育つ淡路米は、炊き上がりのツヤとモチモチ感、糖度・香り共に高いお米です。
ここでは書ききれない食材や詳細については、別の機会にご紹介させて頂きます。
ちなみに淡路島の食料自給率はなんと107%。
食材の宝庫である淡路島だからこそできる、お料理をぜひお楽しみください。