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神戸有馬温泉 元湯龍泉閣 〜赤ちゃんも楽しめるお部屋食の宿〜のお知らせ・ブログ
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善福寺の桜が咲き始めました。
カテゴリ:イベント・フェア 2009年3月26日(木)〜
更新 : 2009/3/26 12:00
本日3月26日の有馬温泉の桜の様子です。善福寺の桜が咲き始めました。
善福寺は、奈良時代に行基上人が開基し、仁西上人が再興したお寺で、温泉寺から分かれ、現在は曹洞宗の禅寺となっています。「阪急バス有馬案内所」の直ぐ向かい側にある山門をくぐると、境内には美しい枝振りで人の目を楽しませてくれる樹齢250年を超える一重の枝垂れ (しだれ) 桜の古木が5本あり、糸桜 (イトザクラ) と呼ばれています。有馬温泉のお花見スポットの一つとして、「神戸市民の木」、および「神戸の名木」に指定されています。夜間はライトアップされ、太閤通りや阪急バス有馬案内所から美しい桜を眺めることができます。
太閤秀吉は、千利休とともに善福寺やその末寺である阿弥陀堂で何度も茶会を開いており、今でも、毎年11月2日になると、秀吉を偲んで有馬大茶会の献茶式が行われます。善福寺は、古来、有馬温泉の「一の湯」の灯明を献じていたので、秀吉から「灯明坊主」として扶持米を与えられていたと伝えられています。また、阿弥陀堂住職の猪のような頭の形を面白がった秀吉が千利休に命じて、その形に似せた大ぶりの茶釜を天下一与次郎という釜作りの名人に作らせたところから、その釜は、「阿弥陀堂釜」と名付けられ、今も善福寺に伝えられています。これが茶の湯で“阿弥陀堂”と呼ばれる形の釜の起こりです。
この寺のご本尊である阿弥陀如来像は、天竺 (インド) 伝来の金仏で、多田源氏の祖である源満仲の守り仏であったとされています。また、黒光りする高さ約68cmの聖徳太子の童子像がこの寺に祀られていますが、運慶4代目の仏師「湛幸」の銘がある、ヒノキの寄せ木造りで、鎌倉時代中期の優れた作品として国の重要文化財に指定されています。