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湯村温泉 ゆけむりの宿 朝野家のお知らせ・ブログ
///「あっ!解体が始まっている」余部鉄橋22日///
更新 : 2010/7/24 0:29
22日、城崎で旅行会社の会議があり、久々に余部鉄橋を見ようと海岸周りで出かけました。
余部鉄橋が見え始めた時、「あっ!解体が始まっている」と時間がないのに車を止めて、思わずシャッターを切りました。
今、まさに国道178号の真上にあった「山陰本線 余部橋りょう」の文字が書かれた橋げたのブロックが鉄橋からはずされ吊下げようとしている所でした。多くの人に惜しまれながら約100年の歴史に幕を下ろした余部鉄橋の工事は90%が終了しています。
全長約310メートルの橋げたは次々に解体され、残っているのは半分程度で、工事現場では、作業員らが橋脚上で解体した鉄橋の橋げたを、大型クレーンを使って約40メートル下の工事ヤードに降ろしています。
今回の架け替え工事では、東側のトンネルと新しい橋をつなぐための工事が進み、新橋の東側93メートルは既に北側への移動を完了しています。
今日23日は山場を迎え、JR西日本としては初めての地上36mの橋脚上で全体を4m北に移動、反時計回りに約5度回転させる「横取り回転工法」でトンネルの出口とつながれます。回転作業を済ませた後に鉄筋コンクリートで橋げたを接合し、電気や線路関係などの工事を進めるそうです。
現在は香住駅〜浜坂駅の代行バスが1日15往復(30本)運行しています。
直通便4本を除き、国道178号沿いの鎧、余部、久谷の各バス停に停車しており、8月12日にはコンクリート製の新橋と香住駅〜浜坂駅間で列車運行が再開される予定です。
また、残り半分の鉄橋撤去作業は、10月上旬まで続けられますが、地元と兵庫県の要請を受けてJR余部駅側の3橋脚は保存して展望台となる予定です。