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素敵なサプライズ・香りの切手 2010.9.29放送分
更新 : 2010/9/29 0:45
皆さんが手紙を書きたくなるのは、どんなときですか?
大切な人に「ありがとう」の気持ちを伝えたいとき。あふれるような祝福の言葉を贈りたいとき。
いつも見守っている誰かを励ましたいとき。そして、ほのかな恋心を伝えたいとき……。
電話でもメールでもなく、手紙で。相手を思い浮かべながらペンを走らせるのは、とても濃密で心あたたまる時間ですね。
世界には、そんな思いに花を添えるような切手がたくさんあります。
なかでも、香り付きの切手は、小さいけれど素敵なサプライズ。世界で初めて香り付きの切手を発行したのは1955年、当時の西ドイツだといわれています。その切手は、オーストリアの国民的作家、シュティフターの生誕150年を祝う記念切手。
表には、生まれ故郷のボヘミアにあるシュティフターの記念碑と森の木々がデザインされ、裏の糊面にハッカの香りが付けられていました。
その後、ブータンとシンガポールで花の香りの切手が発行され、2000年以降は、世界各国でユニークな香り付き切手が次々に登場しています。
たとえば、インドでは白檀の香り、ブラジルではコーヒーの香り、香港ではジャスミンティーの香り。そしてスイスでは、チョコレートの香りの切手も発行されています。
こんな香りがする手紙が届いたら、封を切る前からワクワクドキドキしそうですね。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
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