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湯村温泉 ゆけむりの宿 朝野家のお知らせ・ブログ
☆ 新温泉町商工会温泉支所に、うだつを上げました
更新 : 2010/12/18 0:33
今年の10月1日、温泉町商工会と浜坂町商工会が合併して、「新温泉町商工会」が発足し、私も副会長の重責を担うこととなりました。良い合併だったといわれるよう日々考え、努力しているところです。事務所ですが、旧浜坂町商工会事務所が新商工会本所に、旧温泉町商工会事務所は温泉支所になりました。
従来から建物改修費用を積み立ててきましたが、今回の合併をにらんで改修をすすめることになりました。
改修は支所改修委員会が検討をし、コンセプトを湯村温泉の街並みに配慮した改修としました。
修理個所の外壁は水漏れ個所を補修しながら、建物全体を焼き杉風色の木仕上げで、鎧下見・簓子張りの構造仕上げとし、玄関正面には、新たに片屋根瓦で和風を強調、トイレ水回りはドライタイプに変更しました。
また2階会議室のエアコンもビルトインタイプが新調され、一部壁紙を新調されて見違えるようになりました。
左右外壁から屋根に続く壁には新たに小屋根が設けられ、『卯建(うだつ)』を上げました。
「うだつの上がらない」という言い回しがありますが、この「うだつ」のことです。
「うだつ(卯建)」とは防火用の壁で、屋根の重厚感を造る意匠的な意味合いもあります。ただ、うだつを建物に上げようとすると、結構お金が掛かる。
そこからすなわち、うだつを上げる=富の象徴だったのです。
逆にお金がなくパッとしない人のことを、よく「ウダツの上がらないヤツ」というのは、お金がかかるうだつを上げる事ができない、甲斐性無しの人間のことを言うようになりました。
温泉支所では商売人の鏡となるべき施設(事務所)なので、合併を見据えて新組織がうまくいくことを願い、あえてシンボル的に『卯建(うだつ)』を上げました。
今回の改装で『卯建(うだつ)』下の「新温泉町商工会」がより誇らしく見えます。
すっかりと湯村温泉にとけ込んだ新温泉町商工会温泉支所。
今回の改装は商工会会員をはじめ、町の人にもすこぶる評判が良いようで、良いスタートが切れました。
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