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宿番号:326039

新客室「湯籠里」OPEN 板長自信の月替り料理と泉質自慢の宿

ハイクラス

湯村温泉
北近畿豊岡道八鹿氷ノ山ICより鳥取方面へ約45分 大阪梅田より高速バス有 JR山陰線浜坂駅よりバスで約25分

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    夕涼みいかがですか?湯村温泉内に縁台を設置しました

    更新 : 2011/7/30 16:35

    .2011年7月30日 16:29 朝野 泰昌さん作成.湯村温泉観光協会では河鹿蛙の鳴き声にみみを澄ませて、自然涼を体験していただこうと20基の縁台と竹製うちわ600本を準備しました。

    子供の頃を思い出すと旅館にだって冷暖房の設備がなく、夏は暑く、きつい日差しの中を寺の階段を走り上がったり、路地を走り回っていた。夜風呂に入り汗疹ができるからと天花粉をたっぷり塗られ、姿見鏡を見ると日焼けした体は、パンダのようになっていた。

    夜になると春来川沿いの店や民家の前には、京都の床のようにすずみ台が並んだ。冷房がない時代なので夜の川風で体を冷やすためだ。ステテコ姿のおじさんたちが団扇片手に近所の人としゃべっている。

    でも温泉橋ふもとの「梅の家」の前のすずみ台は、他それとは違っていた。大人たちがすずみ台を囲んでワイワイ言っている。時には喧嘩ごしで罵声が飛ぶ。

    「ちゃうちゃう、そことちゃうでェ〜」

    「ほっとけェ〜や、わしが指しとるだけェ〜、わりゃ〜後でせェ〜や」

    なんだろうと思い、大人の股座から覗き込むと、店前のすずみ台の上には裸電球が目にしみるぐらいの明るさで、将棋を指している少し赤ら顔のおじさんたちを照らし出している。しかもすずみ台に座っているのに、カッカして余計に熱くなっていた。「岡目八目」といって将棋をしている本人により、回り人のほうがはやし立てて楽しんでいる。

    そんな夜も明けると、すずみ台は昼の顔になり誰が座ってもいいように、皆に開放された。子供の遊び場となり、土足で登って怒られたり、観光客の憩いの場になった。

    そんな賑やかさがなつかしい。節電の夏、ライトアップと河鹿の声、町に出かけて夕涼みいかがですか?

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