宿番号:326039
湯村温泉 ゆけむりの宿 朝野家のお知らせ・ブログ
/// 葛飾北斎の諸國瀧廻り 2011.8.17放送分 ///
更新 : 2011/8/17 0:05
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
江戸の浮世絵師・葛飾北斎(かつしか・ほくさい)が、滝の名所を描いた「諸國瀧廻り(しょこくたきめぐり)」という作品をご覧になったことがありますか。
日光東照宮へ詣でる人々が、旅の疲れを癒したという「下野黒髪山(しもつけくろかみやま)きりふりの瀧」や、源義経が馬を洗ったという伝説の滝「和州吉野義経馬洗瀧(わしゅうよしの・よしつねうまあらいのたき)」など・・・。日本各地の八つの滝を、斬新な水の表現で描き分けた、知る人ぞ知る北斎の傑作です。
眺めているだけで、水しぶきの冷たさや風の匂い、轟々(ごうごう)と落ちる水の音までもが、五感に響いてくるような北斎の滝。その世界に浸っていると、まるで江戸時代の旅人になって、滝めぐりをしているような気分です。
「諸國瀧廻り」には描かれていませんが、山陰にも、美しい滝、迫力のある滝、神秘的な滝はたくさんあります。日本の滝百選にも選ばれた、鳥取県の大山滝(だいせんたき)や雨滝(あめだき)、島根県の龍頭八重滝(りゅうずやえだき)、壇鏡の滝(だんぎょうのたき)。
また、鳥取県と兵庫県の県境近くにある、新温泉町の猿壺の滝(さるぼのたき)は、その幻想的な姿がカメラマンに人気の滝です。
数え上げたらきりがありませんが、もしも北斎が生きていたら、どのように描くのか見てみたい滝ばかりですね。
この夏は皆さんも、天然の涼を求めて、山陰の滝めぐりに出かけてみませんか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。http://www.asanoya.co.jp/
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます
関連する周辺観光情報