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湯村温泉 ゆけむりの宿 朝野家のお知らせ・ブログ
今が旬! 活きたハタハタの泳ぎは、とても優雅です
更新 : 2012/4/9 12:37
5日、日和山の「sea ZOO」にお邪魔時に、活きたハタハタが泳ぐのをはじめて見ました。
とても優雅に泳ぐんですよ。尾びれをくねらせて泳がずに、胸びれで水をかくように泳ぎます。潜水中の平泳ぎの選手を見ているようでした。だから胸びれが大きいんですね。
今が旬のこのハタハタは山陰沖で獲れる回遊性のハタハタと秋田の産卵性ハタハタの2つに大別されます。もちろん漁獲時期も違い、日本海西部(石川県〜島根県)のハタハタは主に、9月から5月の間に底びき網によって獲られ、秋田のハタハタは冬に産卵をしにくるものを捕獲されます。
近年の漁獲量の半分ほどは、山陰沖で獲れる回遊性のハタハタで、水揚げ量は兵庫、鳥取両県が西部海域のかなりの部分を占めており、日本一の漁獲高を誇ります。
朝鮮半島東部で生まれた稚魚は、日本海を南下して栄養豊富な餌を食べて、日本近郊で体に脂を蓄えます。さらに北上して朝鮮半島で卵を産むと言われています。豊富な運動量と栄養価の高い餌で、ハタハタの脂は美味しくなるのです。
産卵性ハタハタは秋田近郊を、産卵場所としてくるため卵には栄養ががいき、脂の乗りが悪く、鳥取大学の研究では山陰沖回遊性ハタハタは秋田産卵性ハタハタの2倍、脂があると発表されました。
秋田には冬にブリコ(卵)を、山陰では5〜6月に身を食べるのが美味しく食べ方だと言えます。
今が旬。
脂の乗った美味しい時期に、ぜひ朝野家オリジナル『はたはたの黄金鍋』をお召し上がりください。
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