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昔懐かしい甘酒の香り 香りの散歩道 2012.5.30放送分
更新 : 2012/5/30 0:32
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
どこかなつかしい麹の香り。麹と塩でつくる「塩麹」が、ちょっとしたブームになっていますね。
和食の味付けの基本「さしすせそ」の「す・せ・そ」。酢も、醤油も、味噌も、発酵させてつくる調味料ですが、それに続く勢いで、塩麹は台所の定番になりつつあります。
そして、塩麹と同じく、米の麹でつくる「甘酒」にもスポットライトが当たっています。酒粕でつくる甘酒ではなく、米麹でつくる甘酒には自然な甘みがあり、砂糖がわりに使っている人も多いとか。
酒という名前がついていますが、アルコール分は含まれていないので、お子さんが口にする料理やお菓子づくりにも安心して使えます。
いつもの料理に甘酒を加えると、おいしさが増すだけでなく、おなかの調子が良くなる人もいるようで、最近は「ジャパニーズ・ヨーグルト」と呼ばれることもあるそうです。
ちなみに、「甘酒」は俳句の世界では夏の季語です。
江戸時代の中頃までは冬の飲み物だった・・・という説もありますが、いつしか夏の風物詩に。江戸や京都、大坂のまちには、夏になると甘酒売りが大勢あらわれるようになりました。その売り声に誘われて、人々は滋養のある甘酒を飲み、暑気払いをしたそうです。
夏バテ防止の栄養ドリンクとして、また、やさしい甘さの発酵調味料として。この夏は皆さんも、甘酒のチカラを借りて、元気に過ごしませんか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
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