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ラムネ人気が復活 朝野家香りの散歩道2012.7.11放送
更新 : 2012/7/11 8:11
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
ガラス瓶の中で、カラカラと涼やかな音を立てるビー玉。昔なつかしいラムネの人気が、復活しているようですね。
地ラムネも、各地で登場しています。瀬戸内の島でとれる藻塩(もしお)を使った「塩ラムネ」や、お茶どころ静岡生まれの「お茶ラムネ」。なかには、大阪名物のたこ焼きや広島銘菓のもみじ饅頭の風味を再現したラムネなど、ユニークな発想で話題を呼んでいるものもあります。
夏祭りや風呂上がりに飲むイメージが定着しているラムネですが、もともとは日本の飲み物ではないことをご存じですか?
ラムネという呼び名の由来といわれるレモネードは、イギリス生まれ。ビー玉で栓をするラムネ瓶を発明したのも、イギリスでコルク会社に勤めていた人物です。
それまで、炭酸飲料の容器はコルクで栓をしていたそうで、飛び出さないよう針金で巻いたり、コルクが乾いて栓が開かないなど、不都合が多かったために考え出されたものでした。
イギリスで誕生したビー玉入りの瓶が日本に伝わり、国内でも製造されるようになったのは明治25年頃。
明治の俳人・正岡子規(まさおか・しき)は、こんな句を詠んでいます。
「ラムネ屋も此頃(このごろ)出来て別荘地」
いつしか庶民の味となったラムネですが、当時は、西洋の香りがするハイカラな飲み物だったのでしょうね。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
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