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/// 日本生まれの国字 /// 香りの散歩道2013.3.6放送
更新 : 2013/3/6 14:14
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
パソコンを使うようになってから、漢字が書けなくなった・・・という話をよく聞きます。変換した漢字を選ぶことはできても、いざ自分で書こうとすると、なかなか思い出せないという経験はありませんか。
そうした時代背景があるからでしょうか、あらためて漢字を学びたいという大人の方が増えているそうです。
漢字はもともと、中国から入ってきた外来語ですが、日本で独自に作られた漢字もあることをご存じですか?
そうした字は、国(くに)の字と書いて「国字(こくじ)」と呼ばれています。
たとえば、匂い袋の「匂(にお)」うという字や、神棚に供える「榊(さかき)」、という字は、平安時代に生まれた国字だそうです。榊は、木に神様の神と書くので覚えやすいですね。
時は流れて、茶道や華道、香りを楽しむ香道など、日本文化が花開いた室町時代には、身を美しくと書いて「躾(しつけ)」という国字も生まれました。美しさを身につける。身を美しく保つ。躾という字には、こうした意味が込められているのでしょう。
国字だけでなく、文字の成り立ちや意味を理解して漢字を覚え直すと、これから先も忘れにくいかもしれませんね。
まずは日本生まれの国字から、皆さんも楽しみながら覚えてみませんか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
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