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湯村温泉 ゆけむりの宿 朝野家のお知らせ・ブログ
/// 好きだった本の匂い /// 2013.10.2放送分
更新 : 2013/10/2 17:38
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
読書の秋。皆さんが少年少女だった頃、どんな本を読んでワクワクしましたか?
好きだった本の匂いを覚えていますか?
大学時代、児童文学研究会に入っていたアニメーション作家の宮崎駿(みやざき・はやお)さんが、子どもと本について熱い思いを綴った本があります。タイトルは『本へのとびら』。
この本の中で宮崎さんは、長年親しんできた岩波少年文庫の中からお薦めの50冊を紹介し、「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」だと語っています。
最初に読み終えた時の気持ちが忘れられないという『星の王子さま』や、子ども時代に大きな励ましを受けたという物語『バラとゆびわ』。
挿し絵が愉快な本として紹介されている『チポリーノの冒険』には、絵の描き方でずいぶん影響を受けたそうです。どんな挿し絵なのか見てみたくなりますね。
そして、岩波少年文庫のほかにも、学生時代に宮崎さんが一番衝撃を受けた本も紹介しています。それは、中川李枝子(なかがわ・りえこ)さんの童話集『いやいやえん』。親子三代で愛読している人も多いこのお話は、今読み返してもドキドキさせてくれる本です。
この秋、宮崎駿さんの著書『本へのとびら』を開いて、皆さんも児童文学の世界で思いっきり遊んでみませんか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
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