宿番号:326039
湯村温泉 ゆけむりの宿 朝野家のお知らせ・ブログ
寒くなりました、荒湯湯たんぽ体験はいかが?
更新 : 2013/12/24 0:38
湯村温泉の源泉・荒湯(あらゆ)は98度の温泉が自噴しており、1250年続く湯煙がもうもうと上がっています。大雪が降り冬の厳しい湯村温泉に神様からのプレゼントです。
荒湯は全国的にも珍しく、地域の方だけでなく、来訪者の方は誰でも無料で使える温泉なのです。荒湯には五つの湯壺があります。その中の一つの「慈覚大師の湯つぼ」には、漏斗と柄杓が準備されています。 冬の寒い夜に湯村の住民は、湯たんぽに温泉を入れに来ます。今晩も湯たんぽに湯を入れに来られてました。
私の子供のころ・昭和40年代ごろまでの湯村温泉では冬、客室係りは湯たんぽを担いで荒湯にお湯を入れに行き、お客様の布団を敷くときに使っていました。底冷えのする湯村にお越しいただいたお客様に少しでも喜んでいただこうとの心配りで「湯村の冬のおもてなし」でした。
また湯村の住民も薬師湯(外湯)に入りに行くとき湯たんぽを持参し、帰りに荒湯で入れて暖をとり、翌朝には残り湯で顔を洗っていました。それ以前は春来川から上げた熱い丸石を利用したり、荒縄をかけた石を荒湯に入れて暖め、暖を取ったと聞いています。これは98度の豊富な温泉が、誰でも利用できる湯村独特の文化でした。
暖房設備が整ってくると湯たんぽは古いものと扱われてきましたが、近年また着目をされています。『湯村の冬のおもてなし』としてあえて金属湯たんぽにこだわり復活をさせて8年目を迎えました。各旅館には湯たんぽの準備がありますので体験する時はフロントにお申し付けください。懐かしい金属湯たんぽを準備させて頂きました。
■□ちょっと自慢の朝野家社長の湯たんぽコレクション□■
このエコな暖房器を18年前から湯村温泉・朝野家では、集め始めました。江戸時代の陶器湯たんぽや近代の金属湯たんぽ、カイロ代わりの携帯湯たんぽなど30点があり、ちょこちょこテレビの取材なども受けているのですが、雪国・湯村温泉ならではの文化として保存収集しております。
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