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ラジオドラマ「赤毛のアン」の物語 2014.4.16放送分
更新 : 2014/4/16 12:19
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
カナダのプリンス・エドワード島を舞台にした小説『アン・オブ・グリン・ゲイブルス』。
世界中で愛されているこの物語を日本語に訳した、村岡花子(むらおか・はなこ)さんの生涯がドラマになっていますね。
花子さんがアンにまだ出会っていなかった頃、ラジオと深い関係があったことをご存じですか?
昭和7年の6月にスタートした「子供の時間」というラジオ番組の中で、世の中の出来事をわかりやすく紹介するコーナー「子供の新聞」の語り手を務めていたのです。
花子さんは当時38歳。それまでにも、女性文学者として童話と家庭教育についてラジオで話をしたことはありましたが、アナウンサーのような役割を頼まれるとは思ってもいなかったそうです。
放送局の熱心な説得で、マイクに向かうことになった花子さんは、いつもこんな言葉で放送をはじめていました。
「全国のお小さい方々、ごきげんよう。これから皆さまがたの新聞のお時間です」。
このコーナーでは、思わず笑みがこぼれるような話題が多く、それを伝える花子さんの柔らかな口調は、子どもだけでなくお母さんたちにも親しまれていたそうです。そして、最後は「それではごきげんよう。さようなら」という挨拶で締めくくりました。
『赤毛のアン』の物語を通して、今もたくさんの人の心に夢の香りを届けている村岡花子さんは、ラジオの世界でも、声でみんなを笑顔にしてくれていたのですね。
『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
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