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山陰から2つのストーリーの日本遺産 2015.7.1放送分
更新 : 2015/7/1 21:38
(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
世界に通じるストーリー性を重視して、今年の4月、文化庁が認定した「日本遺産(にほんいさん)」に、山陰から2つのストーリーが選ばれましたね。
島根県からは「津和野今昔〜百景図を歩く〜」というタイトルを掲げた津和野町。鳥取県からは三朝町が認定され、「六根清浄と六感治癒の地〜日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉〜」というユニークなタイトルが話題になりました。
山陰の皆さんはよくご存じですが、日本一危ない国宝というのは、三徳山の投入堂のこと。断崖絶壁にぽっかりと開いた穴の中に建つお堂を参拝するには、木の根や岩をよじ登る、険しい道を行かなければなりません。
また、参拝の前には温泉に入って身を清めるという言い伝えもあり、そうすることで「六根清浄と六感治癒」ができる場所、というストーリーです。
六根清浄とは、欲や迷いを引き起こす六つの根(ね)、目、耳、鼻、舌、身体(しんたい)、意識を清らかにすること。六感治癒は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感に、心を加えた六感を癒すこと。
人間の感覚に訴える三朝町のストーリーは、今回認定された18件の日本遺産の中でも、ひときわ異彩を放っています。それだけに、日本国内はもとより、海外からの観光客にも人気を集める場所になりそうですね。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55〜17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
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