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「江戸無血開城」と聞くと勝海舟、西郷隆盛の会談が有名ですが、交渉役として幕府に貢献した人物に山岡鉄舟がいます。

幕末から明治にかけて活躍した幕臣として、幕末三舟にも数えられる山岡鉄舟。
幕末の活躍のほかにも、禅と剣術の修行、能書家、明治天皇の侍従としても有名な人物です。

実はこの山岡鉄舟、幼少期を飛騨高山で過ごしていたことをご存知でしょうか！

山岡鉄舟の父は飛騨郡代として高山陣屋に赴任し、鉄舟もいっしょに高山陣屋に住んでいました。
郡代とは、江戸時代に諸国の幕府直轄地を支配した役人のこと。
飛騨は幕府の直轄地（幕府が直接治めた土地）であったので、江戸時代から明治維新にいたるまで14人の郡代が派遣されてきたそうです。

幼少期を高山陣屋で過ごしたゆかりから、陣屋前広場の近くには山岡鉄舟の銅像が立っています。
鉄舟の両親は飛騨高山で亡くなったので、両親の墓所も飛騨高山の宗猷寺にあります。

幕末の偉人に数えられる人物と飛騨高山のご縁は意外にも知られていないもの。
歴史好きの方にはぜひ、高山陣屋とともに訪れてみてほしいスポットです。

高山陣屋や陣屋前朝市にお越しの際はぜひ、探してみてくださいね(^^)